さる10月25日(日)に行われた参議院補欠選で、神奈川、静岡で、民主党が圧勝するという結果が出た。これだけ見ると民主党が磐石のようだが、一方地方の首長選挙を見ると、民主党候補は、ほとんど敗れている。典型的なのは、宮城県知事選挙、さらに川崎市長選挙、鎌倉市長選挙、長野市長選挙など、民主党支持候補者が、予想外の大差で敗れている。
このことを端的に表現すれば、「総論民主、各論非民主」という構図ではないかと考える。つまり、世の中の仕組みや流れが大きく政権交代によって変化してもらいたいが、地元の政治は、地元優先の政治でお願いしたいということではないかと思う。
ここには人間のダブルスタンダードのズルイ思考も見え隠れしている。例えば日本中に道路やダムを造るのは、止めて欲しいが、今地元で造りかけのものは、継続してもらいたいという意味がある。もっと言えば日本全体の政治が変わることには賛成だが、地元はガチャガチャ動いて欲しくないという意味にも取れる。
また別の見方をすれば、もともと選挙において、民主党と自民党の支持の固定層は、さほどの差がないはずで、この夏の総選挙で「政権交代」という風が吹いたために、思わぬ大差が付いていたのが、風の中心にいた無党派層が、少し醒めてきたともいえるのではないだろうか。
要は、民主党も、脱官僚のスローガンを掲げながら、郵政のトップに、大蔵官僚のドンのような人物を平気で据えるような、選挙民を舐めきった政策を続けると、とんでもない逆風に遭うということだ。 奢れる民主久しからず・・・である。


by arthur
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